この度、呉海上自衛隊総監部へ作品をお納めさせていただきました。
以前の書道パフォーマンスでご縁をいただき、「海」の作品を気に入っていただき、飾っていただけることとなりましたこと、大変光栄に存じます。

今回お納めしたのは、《箔書》で仕立てた「海」の作品です。半切4分の1サイズのパネル作品で、福田総監にお渡しさせていただきました。

作品は、海をイメージし、紙にはブルーに色付けした箔を使用。さらに、グリーン系をベースにゴールドを重ね、海がきらめく様子を表現しました。払いの部分は、海から望む夕焼けをイメージし、赤系の色を用いています。

作品を飾っていただけると伺い、大変感激するとともに、心から嬉しく思っております。

どっぷりと書に向き合い、表現を楽しめる「今」という時間は、私にとってかけがえのないものです。これからもこの「今」を大切に生きていきたいと思います。

この度は貴重なご縁をいただき、誠にありがとうございました。

箔書 〜日本の伝統技術と書の融合〜

箔のもつ美しさや上品さに、書道ならではの力強さや繊細さを重ねることで、華やかさの中にも気品を感じさせる表現が生まれます。光の角度や時の経過によって色合いが変化していく様子は、まるで箔もまた書と同じように「生きている」かのようです。

日本の伝統と現代の感性が重なり合うこの箔書が、見る方の心にそっと寄り添う存在となれば幸いです。

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