サンフレッチェ広島の山﨑大地選手へ、作品をお渡しさせていただきました。今回は2作品のご依頼をいただき、そのうちの1作品目についてご紹介いたします。
『苦しまずして栄光なし』
山﨑選手の座右の銘を書かせていただきました。
努力や苦労なくして成功は得られない。何を成すにも山あり谷ありの道のりであり、時には苦しさや葛藤があってこそ、前に進む力となる。そうした想いを込めて、文字の配置は「山あり谷あり」をイメージしました。

「栄光」の「栄」の最後の払いは、運気が上がり未来へと力強く進んでいく様子を表現しています。作品はパネル仕立てにし、側面にはサンフレッチェカラーの紫を取り入れ、横から見ても映える仕上がりにいたしました。

お渡しの際には同席させていただき、お食事もご一緒させていただきました。山﨑選手はとても素敵なお人柄で、色々なお話を伺うことができ、貴重で楽しい時間となりました。
山﨑選手の今後のさらなるご活躍を心より応援しております。
このご縁に感謝いたします。
箔書 〜日本の伝統技術と書の融合〜
箔のもつ美しさや上品さに、書道ならではの力強さや繊細さを重ねることで、華やかさの中にも気品を感じさせる表現が生まれます。光の角度や時の経過によって色合いが変化していく様子は、まるで箔もまた書と同じように「生きている」かのようです。
日本の伝統と現代の感性が重なり合うこの箔書が、見る方の心にそっと寄り添う存在となれば幸いです。


